2014年8月21日木曜日

皮膚の学校感染症について

よく学童期のお子さんの感染症について
『プールに入ってもいいですか?』
と相談をお受けすることがあります。
日本臨床皮膚科医会では、以下のように推奨していますので、
参考にしてください

1. 伝染性膿痂疹(とびひ)
かきむしったところの滲出液、水疱内容などで次々にうつります。プールの水ではうつりませんが、触れることで症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は治るまで禁止してください。

2. 伝染性軟属腫(みずいぼ)
プールでの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮き輪、ビート板等を介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けてください。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。

3. 頭虱(あたまじらみ)
アタマジラミが感染しても、治療を始めればプールに入って構いません。ただし、タオル、ヘアブラシ、水泳帽などの貸し借りはやめましょう。

4. 疥癬(かいせん)
肌と肌の接触でうつります。極まれに衣類、寝床、タオルなどを介してうつることがあります。ただし、角化型疥癬の場合は、通常の疥癬と比べ、非常に感染力が強いので、外出自体を控える必要があります。